港南警察署は振り込め詐欺の緊急対策として注意を喚起している。同署によると、管内で今年になって発生した振り込め詐欺は６件７８０万円で、前年と比べて３件多く、被害額は３５０万円増加しているという。
特に最近目立つ手口が「キャッシュカード交付型」。例えば、デパート職員を騙り「あなたのカードで買い物をしている人がいる。不審なので全国銀行協会から電話がある」といった連絡があり、その後、銀行員を騙る者から「キャッシュカードを作り直すので銀行名と暗証番号を教えてください」と電話がある。そこに警察官に扮した者が自宅を訪れ、キャッシュカードを受け取るという。
また「医療費の還付金がある」などと言って巧みにＡＴＭから振り込ませる還付金詐欺も多いという。
同署では「警察や金融機関がキャッシュカードを取りに来ることは絶対にない。電話でどんな不安なことを言われても現金やキャッシュカードを他人に渡さないように」と呼びかけている。
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