家族の絆を深めることで振り込め詐欺の被害をなくそうと、栄警察署が15日、新大船幼稚園で防犯キャンペーンを行った。「おじいちゃん、おばあちゃんを振り込め詐欺から守ってあげて」とメッセージが書かれた台紙に、父の日のプレゼントとして園児が父親の似顔絵を描いた=写真。
後を絶たない振り込め詐欺を食い止めようと、同署生活安全課の田崎勝さんが発案。「自分の子どもからもらった絵をみて、注意喚起のきっかけになれば」と家族の絆に着目したという。
この日、園児たちはクレヨンを手に父親の顔を思い出しながら似顔絵描きを楽しんだ。また、振り込め詐欺の手口を知ってもらおうと、警察官が寸劇を披露。おばあちゃん役が騙されそうになると、園児たちは真剣な目で見ながら「おまわりさん、助けてあげて」と大きな声で呼びかけていた。
同園の副園長の澤井千佳子さんは「栄区の振り込め詐欺が多いと聞き、今回の協力を決めた。お孫さん経由で振り込め詐欺の話は意外性があり、詐欺に対する意識が高まるといい」と話した。
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