元プロ野球選手のパンチ佐藤さんが12日、栄区のあーすぷらざで講演した。現在は「元気配達人」という肩書でテレビやラジオで活動し、地域活性化に取り組んでいる。プロ野球界の話を交えながら、野球から学んだ生き方について語った。
主催したのは市民団体「さかえYOKOHAMAフォーラム」(輿石稔代表)。「みんなが元気になる街を一緒に作りましょう」と呼び掛け、パンチ佐藤さんを講師に招いた。
テレビやラジオのグルメレポーターなど全国各地の魅力を伝える活動をしているパンチ佐藤さん。自らを「『元気をもらえた』と言ってもらえる活動をしている元気配達人」と自己紹介。「野球をやっていてよかった。我慢すること、努力が報われること、先を考えることの大切さ。野球が色々なことを教えてくれた」と語り、会場の中学生に「ユニホームを着たらガッツマンになることを大切にしてきた。エラーしても三振してもいいから胸を張ってやることが大切」「真面目に頑張っていれば必ずチャンスがやってくる」と説いた。
プロ野球界のこぼれ話も紹介。自らのドラフトの裏話や伊良部投手との対戦秘話、星野監督の人心掌握術を芝居仕立てにジョークを交え、落語家さながらの軽妙な口調で披露した。約45分間の講演中は終始観客の笑い声が響いていた。
またパンチ佐藤さんは、会の発起人の輿石且子市議や市立横浜商業野球部の元監督で数々の野球選手を育ててきた菅野敦史さんらを交えたトークセッションにも参加。観客の質問に気さくに答えた。
本紙のインタビューに応じたパンチ佐藤さんは「旅番組やグルメ番組で全国を回るようになって、元気な大人がいるところに元気な子どもたちがいるという法則があることがわかった。みんなが自分の町に誇りを持ってはつらつと生きていくことが大切」と話した。
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