よこはま動物園ズーラシア(旭区上白根町)に11日、愛媛県立とべ動物園からメスのマレーバク「ロコ」(9歳)が来園した。
ロコの来園は動物を移動させることで新たなペアを作り、繁殖に取り組む「繁殖契約」(ブリーディングローン)に基づくもの。マレーバクはミャンマー南部からマレー半島、スマトラ島に分布しており、現存するバク4種の中で唯一アジアに生息している。バクの仲間では最も身体が大きいことで知られ、他のバクと異なり体の色が黒と白の2色になっていることも特徴の一つ。熱帯雨林の森の中で単独で生活し、木の葉や草をエサにする。水辺を好み泳ぎにも長けているが、環境破壊などで個体数が減少し、絶滅が危惧されている。
国内では12園館で33頭、同園ではオスが1頭飼育されている(5月9日現在)。今後は繁殖契約に基づき、ロコの様子を観察しながら展示と繁殖に取り組んでいくという。
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