全国の小中学生が自身の経験をもとに犯罪や非行のない地域について考えを発表する「社会を明るくする運動作文コンテスト」の港南区優秀賞の表彰式が23日、ウィリング横浜で行われた。
思いやりやつながり、いじめなどをテーマに区内小中学校から847点の応募があり、そのうち3点が県の表彰を受けた。入賞したのは、港南台第一小学校6年の森川愛さんの「言葉で人を明るくする」、笹下中学校2年の長田叶都さんの「つながりある社会に」、港南第一中学校2年の立花桜華さんの「心のちくり」の3作品。受賞者代表であいさつした森川さんは「作文を書くだけではなく、書いたことを実践していきたい」と思いを語った。
港南保護司会の須田次朗会長は「県のコンテストに3つの作品が入賞することは珍しく快挙。本当におめでとう」と受賞を祝った。
またこの3作品を含む9点の作文が区の優秀賞に選ばれ、港南保護司会会長や港南区長から表彰を受けた。
厚正保護の環境変化
表彰式後には港南保護司会と港南区保護女性会(笹崎政代会長)の合同賀詞交歓会が開催され、関係者が出席してあいさつを交わした。
須田会長は「更生保護制度が制定されて昨年で70年。対象者に寄り添う時代から、社会生活を支えて就職のサポートを行うなど役割も増え、環境の変化を感じる。再犯率についても増加傾向にある」と話した。また「3月からは横浜市再犯防止推進計画の策定などもあり、そうした枠組みが作られたことの意義はとても大きい。今まで以上に行政や地域と連携を取り、誰一人取り残さない社会を作ることを目指す」と語った。
港南区・栄区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>