神奈川4区(鎌倉市、逗子市、葉山町、横浜市栄区)は立憲民主党現職の早稲田夕季氏(62)、自民党現職の山本朋広氏(45)、前職の浅尾慶一郎氏(57)、無所属新人の大西恒樹氏(57)の4氏が現在、立候補の準備を進めている。
前回選挙で初当選したの早稲田氏は「GoTo事業に固執して緊急事態宣言が遅れるなど、対策が全て後手に回っている」と政府を批判。水際対策の徹底や社会的PCR検査の拡充、積極的疫学調査の実施などにより「ゼロコロナを目指す」と訴え、「自己責任の政治から国民の命と暮らしを守る政治への転換が必要。そのための選択肢になりたい」とした。
前回選挙で比例復活で当選した山本氏は、これまで内閣府副大臣や防衛副大臣など政府の要職を歴任。コロナ対応は「世界2位規模の経済支援を行っている」とする一方、「メニューが多く、混乱もある。引き続き的確な情報を提供したい」と語り、「危機の時代だからこそ政治の安定が社会、経済の安定につながり社会保障の充実にもつながる」と訴える。
自民党に入党も、前回選挙で無所属の出馬を余儀なくされ、議席を失った浅尾氏は、各地で「辻立ち」も行い、インターネットでの発信にも注力。ユーチューブでは政策のほか、専門家との対談などを公開している。コロナ対策については「ワクチン接種会場の確保」を最優先課題に挙げ「アフターコロナにおける日銀保有株を活用した経済対策を」と訴える。
2019年の参院選でれいわ新選組から出馬した大西氏は「知名度アップが課題」と語り、チラシのほか、インターネット上での発信にも注力し、地元市議や事業者との対談動画などを配信。元外資系銀行員の知見をいかした「既存の金融システムからの脱却」など、自らの政策を「4区の先進的な考え方を持つ有権者に訴えていきたい」としている。
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