横浜みなとみらいホールは3月9日、2021年度の活動について発表した。
ホールの天井耐震化と施設の長寿命化、バリアフリー対応のための大規模改修工事で、今年の1月より休館となっている同館。22年10月の開館に向け、3つの事業を中心に活動していく。
1つは昨年9月よりスタートした「横浜WEBステージ」。コロナ禍で苦境の横浜にゆかりあるアーティスト支援を目的に、最新技術を用いて動画コンテンツを制作・配信。当初は今年の2月末で終了予定だったが、ユーチューブでの総再生回数が270万回を超えるなどしたことから、継続が決定。引き続き配信事業を展開していく。
2つ目は市内各地での公演。国際ピアノコンクールで注目を集めた若手ピアニストたちの競演「横浜市招待国際ピアノ演奏会」など、同館での定番公演を神奈川県立音楽堂や神奈川県民ホールなどで開催する。
最後には市内各区の区民文化センターや公会堂を会場とする「横浜18区コンサート」を今年9月より行っていくという。
中学生を起用
21年度の初公演は、神奈川県立青少年センター紅葉坂ホール=西区紅葉ケ丘9の1=で5月5日(水・祝)に2回公演予定の「こどもの日コンサート」。主に小・中学生と保護者が来場、出演する、開館からの定番公演だ。演奏は神奈川フィルハーモニー管弦楽団が行う。
今回は社会参画への一歩として、公募により集まった中学生45人がプロデューサーとなる初の試みを実施。広報をはじめ、プログラムの内容・デザイン決めやコンサートの構成台本作成、会場の運営などに携わっていくという。当日は米津玄師の『パプリカ』や『アフリカン・シンフォニー』など世界各国の曲が演奏される。
また全日本学生音楽コンクール全国大会バイオリンの部で第1位、第2位に輝いた中学生2人のほか、市内の児童合唱団も共演者として登場する。担当者は「中学生の新鮮な視点を楽しんで頂ければ」と話している。
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