まもなく「こどもの日」。今年のゴールデンウイークも新型コロナの影響でお家時間が長くなる人が少なくないのでは。そこで、このほど「子ども読書活動優秀実践校」として文科大臣賞を受賞した豊田小学校で学校司書として働く浅井絵理子さんに、今子どもたちにお薦めしたい一冊を紹介してもらった。
ドキドキしてる子に
『がっこうだってどきどきしてる』文・アダム・レックス/絵・クリスチャン・ロビンソン/訳・なかがわちひろ/WAVE出版
「小学校に入ったばかりの1年生はまだドキドキしているかもしれません。この本は新しく建てられた学校の目線で、学校も不安なまま子どもたちを迎えます。時間を経る中で、学校も子どもたちも楽しい気持ちになっていくので、自然や地域も同じ気持ちなんだよと感じてもらえたら」
手紙の楽しさを
『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』作・岩佐めぐみ/絵・高畠純/偕成社
「アフリカで退屈そうに暮らすキリンが、地平線の向こうに手紙を出すとペンギンのもとへ届きました。会ったこともない二人は手紙のやりとりで仲良くなり、キリンはペンギンに会いに行くことに。今は会いに行けない人も多いかもしれませんが、ユーモアたっぷりに文通の楽しさを感じられる作品だと思います」
SDGsのきっかけに
『子どもによる 子どものための「子どもの権利条約」』著・小口尚子・福岡鮎美/小学館
「国連で1989年に採択された『子どもの権利条約』を当時の中学生が子どもにも分かりやすいようにと訳した著書です。会話のような文体で読みやすく、けれど人権に関するエッセンスが散りばめられています。子どもたちにもSDGsへの関心は高まっているので、ぜひこの機会に」
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