3月24日に新駅舎が開業したJR山手駅の駅長を務める 南 正男さん 相模原市在住 45歳
朝のあいさつが活力に
○…朝7時30分ごろには駅のホームに立ち、通学生に声をかけるのが日課だ。「『おはようございます』というあいさつに一日の活力がもらえるんですよね」と笑顔で語る。
○…初の駅長職として山手駅に就いたのは2011年の11月。「うれしかったですね。やり甲斐のある仕事です」と力強く語った。日々、社員との情報交換を通して現場の対応力向上を目標にする。役割を一言でいえば駅全体のマネジメント。また、地域の玄関口ということもあり、住民や学校関係者、行政機関との交流も重要な仕事の一つとなっている。今回の新駅舎開業では、構内にポスターを貼るなど商店街のイベントにも協力してきた。「私の対応いかんで駅の雰囲気が変わります。ですので、職務には責任をもって取り組んでいます」と語った。
○…実は、鉄道会社一筋ではない。中央大学卒業後、国家資格取得を目指して会計事務所に就職。しかし、自身が決めた期間内で合格できなかったため、心機一転、接客業の道へ。スーパーマーケットのマネージャーを務めた。結婚を控え、漠然と転職情報を眺めていたところJR東日本の社会人採用を知る。「仕事への意欲や将来への期待が大きかった」と入社を決意する。みどりの窓口や輸送業務、横浜支社の総務課を経験し、10年8月からは鎌倉駅の助役を務めた。
○…青森県八戸市の出身。東京と青森をつなぐ新幹線「はやぶさ」はお気に入りだ。休日には妻との買い物などで気分転換。「ドライブも好きですね。鉄道会社なのにいいのかな」とはにかんだ。
○…「とにかくお客様に喜ばれる駅にしたい」。これまでに培ったノウハウを生かして、安全管理や社員育成に力を注ぐ。また、地域と協力して街歩きのルートづくり構想など、新たな取り組みにも意欲的だ。「これからも朝はホームに立ち続けたい」と語る笑顔に、優しい性格がにじみ出る。
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