市政報告 地域の安全・安心に全力で 自民党市会議員 松本 研
火災発生件数、過去10年で最少も…
平成30年の市内火災発生件数は701件(前年比153件減)、過去10年間では最少の発生件数となりました。
火災の種別内訳は、建物火災420件、車輌火災63件、屋外で発生した雑草やゴミ等その他火災215件、船舶火災3件となっており、前年と比べ建物火災では62件、その他火災では89件少なくなりました。
出火原因の主なものは、放火が159件、タバコが106件、コンロが83件などとなっており、前年と比べ放火は111件、タバコは16件減少しましたが、コンロは7件増加しており、要因は火を着けたままの放置や、加熱しすぎによるものです。また、火災による死者は23名で、前年と比べ3名少なくなりましたが、その内、約7割が65歳以上の高齢者です。
このように、住宅用火災警報器の設置普及や消防署や消防団の体制強化などにより、火災発生件数や死者の減少傾向にあるといえますが、高齢者の方が犠牲となる火災の割合は高い水準となっており、引き続き、住宅用火災警報器の設置促進や地域の方々との連携による自助・共助の意識の醸成が必要だと思います。
簡宿検査で不備多数
年明け早々に中区寿町で、簡易宿泊所(10階建)の建物火災が発生し、2名の方が亡くなり、8名の方が負傷しました。
この火災をうけ、市内の簡易宿泊所123カ所で緊急立入検査を実施したところ、消防訓練の未実施、避難通路の維持管理不良など防火管理の不備39・2%、自動火災報知設備、誘導灯などの不備28・9%、防火戸の維持管理不良、避難経路図の未掲出など17・7%の指摘事項が見られ、早急な是正を指導していますが、施設管理者への防災指導や防火対策の推進に努力する必要があります。
消防団強化と高齢者の命を救うために
横浜市会では、平成31年第1回定例会が開催され、次年度の予算審議がスタートしましたが、火災から市民の生命・財産を守るために、消防団活動の充実、防火・防災意識の啓蒙、火災警報器の設置促進、地域の方々との連携による早期救出を図ることが重要です。
ことに、消防団員の定員に対する充足率が全国的に低迷している中、市内の各消防団が団員増強に取り組み、市内総定員数に対する充足率が100%に達しました。
今後も消防団の充実・強化、消防団器具置場の増設、可搬式小型動力ポンプの整備充実、新団員の教育充実などに取り組み、地域の安全・安心を守ることができるよう、全力で頑張ります!
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