活動報告 「児童虐待」という現実 ㊤ 自民党 横浜市会議員(西区) 上野もりお
目を背けたくなる現実
近年「児童虐待」の悲しいニュースを目にすることが多くなりました。
昨年3月、目黒区で5歳の女児が虐待を受け亡くなった事件は記憶に新しいと思います。衝撃的なニュースとして連日報道されました。
厚生労働省によれば、ここ数年で虐待死した子どもの約6割がゼロ歳児で、加害者の半数が実母であり、実父、実父母と続きます。死因は身体的虐待が大半で、次にネグレクト。動機については「しつけ」「拒否・否定」「苛立ち」など様々です。
17年度、児童相談所に持ち込まれた児童虐待案件は全国で13万3778件。
横浜市では、区役所と児相の合計で6796件となっていて、やはり年々急増しています。
このような痛ましい事件が年々増加していることから、政府は3年で2020名の児童福祉司を増員することを決めて各自治体へ通達しました。
児童相談所の役割
児童福祉司は児相で虐待など子どもの福祉に関する相談に応じる専門職で、子どもや保護者が置かれている状況を調査して支援や指導などを行います。非常に危険な状態であると判断した際には、警察と連携をして職権で強制的に児童を一時保護することもあります。命や人権に係わる極めて重大な判断が求められる職務だけに、専門知識のみならず一定の社会経験やコミュニケーション能力も必要です。
国からの要請を受け、横浜市では来年度に21名を追加任用して130名体制に強化すると今月25日に発表しました。
議員という職は、このような社会問題と対峙しなければなりません。これからも目を背けることなく正面から取り組んで参ります。
※㊦は2月に掲載
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