6月にリニューアルされたJICA横浜で作品を展示している イクタケ マコトさん 西区戸部町在住
人と街をつなぐイラストを
○…黄金町に壁画を作成するなど横浜を中心に活動するイラストレーター。2019年には横浜市会ポスターで最優秀賞を受賞した経歴を持つ。6月にリニューアルされたJICA横浜では日本人の海外移住の歴史や、当時の様子をイメージした縦2・5m、横8・5mにもおよぶ来館者参加型のぬり絵作品を作成した。「日系移民の歴史を知るきっかけになれば嬉しい」と話す。
○…福岡県出身。幼少期から絵が大好きで「小学校の時、図工の先生に絵を褒められてすごく嬉しかった」と懐かしみ「褒めてくれた図工の先生に憧れを抱いた」と教師を志した。大学卒業後は晴れて小学校の教壇に立つことに。教員の仕事をしながらもイラストに専念したいという想いが強くなっていった。現在の妻である当時の彼女から「好きなことをして」と背中を押され寿退社。イラストレーターとして活動していくことを決めた。はじめは苦労も多く、作品を約300社に持ち込むなど地道な活動を続けた。
○…現在は妻と二人暮らし。「家事全般は私の仕事です。毎日料理を作っていますよ」とにこり。日常生活を公開している「主夫」ブログは人気を博しているという。趣味はミステリー小説を読むこと。SNSに好きなミステリー作家の似顔絵を投稿し、その絵が作家の目に留まり仕事につながった経験も。
○…「建造物を立てるのも歴史を作るのも人間。人と街は関わりが深い。そんな人と街をつなぐ作品を心掛けている」と話す。そのため、風景画には人物が一緒に描かれている作品がほとんどだ。「まずは目の前の仕事に一生懸命向き合っています」と微笑み「いつかは横浜の街を描いた作品をまとめ、個展を開きたい」と意気込む。
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