このほど西区社会福祉協議会の会長に就任した 米岡 美智枝さん 西区西戸部町在住 77歳
地域づくりに情熱
○…「まさか私が」。西区社会福祉協議会の理事会で会長に推薦されたときの率直な感想だ。これまで地区の社会福祉協議会(以下、社協)活動に熱を注いできた実績が高く評価されたようだ。「私に会長が務まるかしら。やるしかないかな」とはにかんだ。
○…伊勢町や老松町、西戸部町など西区南部に位置する第4地区の社協会長として、マタニティーブルーなどの子育てに関する研修会を独自で実施、その時々の関心事を取り上げてきた。「地元なので皆さん参加しやすく、また評判も良かったですね」と振り返る。「地域に必要なことに光を当てる」として、当事者性の高いテーマにすることが成功の秘訣のようだ。コロナ禍、心配ごとは尽きない。「お祭りなどは2年連続で中止になると、いざ始めようという時に大変。考え方のギアチェンジが必要ですね」と指摘した。
○…横浜の出身。父親が警察官だったことから小学生のころは三浦や浦賀、茅ケ崎など県内を数年おきに転居していたという。中学生以降は戸塚に。横浜翠嵐高校から横浜国大へ進み、卒業後は私学で6年ほど理科の教師を務めた。結婚を機に西区へ。以来50年余り。土いじりが好きで自宅では米ナスやトマト、キュウリにトウモロコシなど自家菜園を楽しむ。
○…子どものPTA会長を務めたのがきっかけで、気づいたら地域の活動にどっぷり。羽沢西部自治会や第4地区の環境事業推進委員、一本松まちづくり協議会の代表を歴任、地域食堂も手掛けている。「とにかく、地域をつくっていくことを考えてきました」。その思いは今も変わらない。それぞれが暮らすまちをいかにして活性化させるか。そのために区社協会長の役割はどうあるべきか、思いをめぐらす。
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