子育てや家庭の悩みを共有する「ママカフェ」を主催する 石田 勝紀さん 中区本牧町出身 48歳
子どもの変化に喜び感じる
○…発達障害の子どもを持つ母親のための勉強会「ママカフェ」を中区で初めて開催する。ママカフェでは母親どうしが語り合い、情報共有ができる場を創出する。発達障害の子を持つ母親の疲れ切った姿を見て、今回のママカフェ開催を決意。「お母さんたちに自信と希望をもってもらえれば」と語る。
○…中区本牧町の出身。父の仕事の関係で幼少期を大阪で過ごし、小学4年の時に再び本牧に。大鳥小学校、大鳥中学校、横浜緑ケ丘高校と進む。米軍接収地跡に父が小さなビルを建て、「何かはじめないか」と言われたことがきっかけで、青山学院大学経済学部に進学後、20歳の時に高校の友人らと建物の一室で塾を創業した。教室では知識を詰め込むのではなく、あいさつや時間の厳守、整理整頓などを通して生活習慣を整え、物事を考える習慣を身につける指導を行ってきた。現在は塾の経営の他、講演活動や経済誌の連載、通信高校の副理事長、大学院での研究など、教育をテーマに多彩な活動を展開する。
○…「成績が上がることで子どもたちが自分に自信を持ち、大きく変化していくことに喜びを感じる」と教育の醍醐味を語る。取材時に偶然居合わせた昔の教え子たちと友達のように語り合う姿からは、人望の厚さが垣間見えた。著書にサインする際にも書くという「絶対積極」を信条に、「楽しいことをやっている」という感覚で全ての物事に取り組む。小学6年生と3年生の息子たちの興味関心も一切否定することはなく、「下の子は爬虫類が好きで、カナヘビを飼っている。子どもはどこに興味を持つか分からないから面白い」と笑う。
○…今後はママカフェを全国に広めていきたいと考える。「家庭内でどうすれば子どもが考える力を身に付けることができるか学んでもらえれば」と話す。「最終的にはこの世界から勉強嫌いな子をなくしたい」と無邪気に語った。
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