10月15日に日本大通り他で「ごちゃまぜ」がテーマの音楽祭を主宰する 長谷川 篤司さん 中区在勤 44歳
音楽で紡ぐ”つながり”
○…英語で「ごちゃまぜ」を意味する「ホッチポッチ」を冠した音楽祭「ホッチポッチミュージックフェスティバル」。日本大通りから横浜公園、横浜駅東口など6つの会場で、約50組のアーティストや様々なワークショップが集結する。トリビュートバンドや港中学校吹奏楽部、県内実力派の高校軽音部に異色の「お坊さんの仏教音楽」まで、まさにごちゃまぜ。9年目の今年は、初の試みとなる運営資金のクラウドファンディングも目標達成。「ジャンル、世代、国籍や障害の有無などを超えてつながれるイベントにしたいと始めた。音楽が身近にとけこむようになれば」と想いを語る。
○…実家は西区藤棚のニコニコ商店街。祖父が洋服直しの店を営んでいた。音楽との出会いは高校生の頃。「イカ天」はじめバンドブームで、水泳部だった青年もバンドを組んだ友人に憧れギターを教わりながら音楽の道へ。大学、社会人と周りが徐々に音楽を離れる中、自らはプロを目指しながら楽器店で働いていた。そんな折、店に訪れたサラリーマンからバンドのメンバーに誘われる。月〜金働き土日バンドに興じる彼らの楽しげな様子に、音楽を始めた頃の原点を思い出した。そんな中こうしたアマチュアバンドに演奏の場がないと聞き、立ち上げたのが大人のためのバンドイベント「おとバン」。イベントを続ける中で、運営団体として15年前、NPO法人「アークシップ」を設立。開港150周年を機にコンテストとは違った形で広がりあるイベントを、と始めたのが「ホッチポッチ」だった。
○…NPO立ち上げから15年、現在も代表を務める。高校時代に音楽を教えてくれた友人が当時のギターで「おとバン」に参加するという「つながり」も。そんな15年の道のりを「まだまだ全然やれていない」と貪欲。理想とする姿は「劇団四季」。「ジャンルのファンでない人でも活動が知られるような、そんな存在になりたいですね」
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