中区で読み聞かせなどの活動を長年続けている 賀谷 恭子さん 中区本牧原在住 60歳
良い本を伝えるために
○…22年前、本牧小学校で「朝の読み聞かせ」を中区で初めて行い、大鳥中学校コミュニティハウスなどでの読み聞かせの活動を今までに400回近くも行ってきた。その功績が認められ、4月に県図書館協会表彰の個人の部を受賞。「継続してきたことに光を当ててくれたことはありがたい」と嬉しそうに話す。
○…活動を始めるきっかけは夫の転勤で新潟県に5年間住んでいた時に、友人から「本が好きなら行ってみたら」とすすめられて参加したおはなし会。自分がおもしろいと思う本を紹介できることに魅力を感じた。横浜に帰ってきて、娘が本牧小学校に入学した頃、子どもたちにもっと本に興味を持ってもらおうとPTAで「ブッククラブ」を創設、「朝の読み聞かせ」をスタートした。また、東日本大震災の時には「モックプロジェクト」を立ち上げた。絵本などの寄付を募り、集まった約3400冊の本を中図書館と協力し、被災地の子どもたちに送った。
○…兵庫県出身。小学生のころから時間を忘れて朝晩関係なく「世界文学全集」を読みふけるほどの本好きだった。結婚後、夫の転勤で横浜市中区に移り住んだ。しばらくして、中図書館が開館。図書館ができることを心待ちにしていたこともあり、開館日に一緒にいた2歳だった娘が図書館カード作成者第1号になった。「開館時間を30分早く勘違いしていたこともあり、1番になれた」と懐かしそうに振り返る。
○…毎日戸部小学校で午後3時まで学校司書の仕事をした後、中図書館などで読み聞かせなどを行っている。本を探している人を見かけると、どんな内容の作品を探しているのか声をかけている。「面白い本があるってことをもっと子どもたちやお母さんに紹介したい」と意気込みを語った。
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