スクウェア・エニックス主催のオーケストラ横浜公演で指揮を務める 佐々木 新平さん 西区在住 37歳
言葉なき感動の導き手
○…国内外問わず年間約100回のオーケストラ公演でタクトを振るプロコンダクター。10月27日には、パシフィコ横浜の国立大ホールで国内最大級となる5000人を動員し、有名ゲームミュージックをオーケストラで表現する。「ゲームのファンの方が楽しみに来られるので、期待に応える演奏をしたいです。オーケストラファンも増えると嬉しいですね」と意気込みを語った。
○…秋田県の出身。子どもの頃から明るくみんなのまとめ役。中学生の時は生徒会長も務めた。ジャズやラテン音楽が好きで、中学高校では吹奏楽部に所属しトロンボーンを担当。青春を謳歌した。「音楽活動を通して教える立場になりたい」と教員を目指すようになり、東京学芸大学に進んだ。
○…大学を卒業したときは就職難の時代。音楽教員の募集枠がなかった。更なる研鑽のため、音楽教育の名門桐朋学園大学で指揮を専攻することに。ヨーロッパ各地の国際指揮クラスに選抜され、「巨匠」と呼ばれる世界的な指揮者から指導を受ける機会があり、その道を突き進んだ。卒業後は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団に所属し、この9月まで同団の「アソシエイト・コンダクター」を歴任。国際指揮者コンクールなどで数々の結果を残してきた。
○…このほど東京都内から引っ越し、西区に妻と3歳になる息子と住む。「大都市みなとみらいが近くにありつつも、昔ながらの雰囲気がある環境が気に入りました」と話す。今後も多くのコンサートが控えるなかで「言葉がなくても演奏者と通じ合いながらお客様が感動する作品を創り上げられることが指揮者の醍醐味です」と魅力を語る。「せっかく横浜に引っ越したので、横浜での活動も増やしていきたいですね」と話した。
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