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中区・西区版 公開:2022年8月4日 エリアトップへ

横浜市薬剤師会の副会長などを務め、県民功労者表彰を受けた 川田 哲(かわた さとし)さん 西区みなとみらい在住 64歳

公開:2022年8月4日

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気配りで地域医療支える

 ○...薬剤師の資質向上に尽力としたとして、6月に表彰を受けた。南区の弘明寺周辺に2店を構える「メイワ薬局」は前任者から経営を引き継いで25年が経過。「四半世紀、地域に貢献してきた自負はある」という。

 ○...薬産業が盛んな滋賀の薬店で生まれ、薬剤師を志す。大学卒業後は製薬会社に勤務。営業職として働く中「人と接するのが好き」と感じ、39歳の時に調剤薬局を元の経営者から譲り受ける形で開業。ドラッグストアの台頭などにより、昔ながらの"まちの薬局"が姿を消す中「地元の薬局をなくしてはならない」と奮闘。コロナ禍で地域医療体制のあり方が問われるが、「最近は開業時にはなかった電話相談が増えた。一人ひとりに寄り添える近さを持たなければならない」と気を引き締める。

 ○...開業前、「薬剤師は単に薬を渡すだけの役割になっていないか」との疑問を抱いた。疑問を解消すべく、店頭で患者と接することをモットーにする。具合が悪そうな高齢者は家まで送り届け、以前に薬を出したことがある患者には「具合はどうですか」と声をかける。「弱い立場の人に気を配っていきたい」との思いが「どこの処方箋でもここで薬をもらう」という患者を増やすまでになった。

 ○...現在は日本薬剤師連盟の幹部として、薬剤師や薬局の声を政治の現場に届ける役割を果たすなど、全国を駆け回る日々。家ではワインやハイボールをを楽しむ。2006年からみなとみらいに住み、「ホテルや施設など、いろんなものができた」と急速な変化を見てきた。「走り続けるのが合っているのかも」と今後も業界の中でリーダーシップを発揮し、患者に気を配り続け、頼れる「まちの薬局」の役割を果たしていく。

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