今月90周年を迎えたホテルニューグランドの総支配人を務める 青木 宏一郎さん 中区在勤 54歳
愛され続けるホテルに
○…「横浜の人々に愛され、支えられてきたホテルであることを強く感じています」。関東大震災の横浜の復興のシンボルとして1927年に開業。90周年を迎えた節目の年に総支配人に就任した。「これまでのニューグランド像を継承しながら、時代の流れに合わせた改革も求められている。愛され続けるために何を変えるべきで、何を変えてはいけないのか。お客様の声に耳を傾けながら選択していきたい」と語る。
○…海外の人たちとの交流や異文化に興味を持ち、立教大学経済学部在学中に「観光学」を学んだことがホテルマンを目指したきっかけ。就職活動中は「帝国ホテル以外考えられない」と一社に絞り、見事入社。「海外で働きたい」と追い続けた夢は30歳の時、ロサンゼルス営業所長として実現。欧米の生活スタイルを学んだ当時の経験は今も役に立っているという。4年後に帰国し、営業や企画に携わり、執行役員宿泊部長まで約30年間務め上げた。
○…目黒区在住。妻と息子2人の4人家族。週末は勉強も兼ねて夫婦で横浜めぐりを楽しむ。「今回の横浜勤務を一番喜んでいたのは彼女かも。横浜大好きなんですよ」と笑顔。最近のお気に入りのスポットは「大さん橋の芝生」だとか。
○…若手社員を中心にアイデアを募った90周年記念企画は「90万円宿泊プラン」など話題性を意識した。一方で本館の独特の趣ある雰囲気に着目し、DJの音楽とお酒を楽しむラウンジ、バーテンダーとコラボした「大人のデザートビュッフェ」など自らが発案したものも多く、社内きってのアイデアマン。「思いついたら即実行」という持前の行動力で、ホテルの新たな魅力を創出する。今後はフェイスブックなどSNSを使った発信力も強化し、県外や海外に向けても広く存在をアピールしていきたい考えだ。「ぜひ気軽にホテルの雰囲気を体感して欲しいですね。ニューグランドを生活の一部にしてもらえたら」
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