宮前ガバナンス10月号 連載寄稿 地震や豪雨に備え、災害に強い街づくりを! 2013年度決算議会報告 川崎市議会議員 石田やすひろ
決算審査特別委員会の分科会で、区内にある水道管の耐震化と浸水対策を市に質し、ライフラインの強靭化を進める議論をしました。
川崎市では、安定給水の確保と安全性の向上を図るため、水道施設の耐震化を推進しています。耐震化の目標は2018年度に管路の31・7%としています。
まず耐震化では2013年度に聖マリアンナ医科大学病院や有馬病院など、重要な医療機関等への管路や、地域防災拠点となる市立中学校や医療機関を優先して進めています。
しかし、その他にも優先的に水道管の耐震化を進めたい施設はあります。例えば、宮前区内で未実施である川崎市立小学校15施設や、保育所、帰宅困難者一時滞在施設、その他公共施設等、避難時に重要拠点となる施設を優先して整備を図っていくよう、分科会では川崎市に要望しました。
一方で浸水対策ですが、2013年度では土橋や野川の雨水を流す管路の口径を75ミリから350ミリに更新する工事や、宮崎地区の下水幹支援工事など区内各地域で順次、整備を進めています。また、宮崎地区では国の下水道浸水被害総合事業を適用し、馬絹地区では市の重点化地区として対応を図っています。
市の財政が圧迫している中ではありますが、特に実際に被害の発生している、宮崎台幼稚園周辺や宮崎台小学校周辺、宮前平小学校北側付近を重要項目として位置づけ、継続した事業の実施を要望しました。
いつ発生するかわからない地震、先ごろ2週連続で列島を襲った台風。災害に強い街づくりを今後も要望していきます。
|
|
|
|
|
|
9月13日
9月6日