宮前ガバナンス7月号 連載寄稿 我々の水道水を安全・良質に届ける 〜広域水道企業団議会議員に選任〜 川崎市議会議員 石田やすひろ
我々の生活に欠くことのできない水道水は、蛇口をひねればいつでも美味しい水が出てきます。市民生活にはいつ何時も途絶えては困まるものです。では、その水は一体どのような経路で、生活水として運ばれて来るのでしょうか。川崎市の水は、神奈川県内にある4箇所のダムが水源となっています。西から東へ酒匂川水源の三保ダム、相模川水源となる宮ヶ瀬ダム・城山ダム・相模ダムからなります。神奈川県内の豊かな自然に包まれた山々から、西から東方向に向く水路によって、取水ぜきや浄水場を通過し運ばれています。
酒匂川、相模川の2つの河川水系を利用する理由は、災害や水質汚染などの非常時に備えた危機管理によるものです。川崎市では、上下水道局(51%)と、神奈川県内広域水道企業団(49%)の、2団体の配水割合により供給されています。宮前区域のほぼ80%は、神奈川県内広域水道企業団が供給する水が含まれています。
神奈川県内広域水道企業団の水供給エリアは、川崎市の他、横浜市、神奈川県西部地域、横須賀市のエリアをカバーしています。神奈川県内広域水道企業団議会議員となった私は、川崎市議会から議員選挙で当選して、選任されています。議会構成は、川崎市議会議員3名の他、神奈川県議会議員3名、横浜市会議員4名、横須賀市議会議員1名の、合計11名で構成されています。地方自治法上の特別地方公共団体の位置付けであるため、予算の執行をチェックするため、議会での議論が必要とされています。
神奈川県内広域水道企業団は事業を通じて、川崎市民の皆様に「安全で良質な水道水を送り届けるトップレベルの広域水道」を目指しています。議会としても「安全」「強靭」「持続」の3点に基づき、安定供給となるよう、議論を通じて推進して参ります。川崎市議会を代表して、神奈川県内水道企業団議会議員としての責務を全うします。
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9月13日
9月6日