宮前ガバナンス12月号 連載寄稿 自転車で快適ライフを! 〜「川崎市自転車活用推進計画」(案)〜川崎市議会議員 石田やすひろ
自転車の積極的な活用は、環境負荷の低減のみならず、スポーツとして捉えれば、健康増進にも貢献します。国においては、平成29年5月1日「自転車活用推進法」が施行されました。本市も「川崎市自転車活用推進計画」(案)を策定中で、パブリックコメントを実施しています。
本市計画(案)における自転車施策では、4つの取組みを基本政策としています。1つ目の「自転車通行環境整備」では、「自転車・歩行者・自動車が道路を安全、安心、快適に利用できる自転車通行環境の創出」を目標としています。第2期計画期間(令和4年から令和7年)では、宮前区の宮前平・鷺沼駅周辺を中心とした半径1キロメートルを区域として、宮前区役所の前面を通る梶ヶ谷菅生線や、鷺沼駅を通る久末鷺沼線などの24路線、全長11・8キロメートルを整備する予定となっています。
2つ目の柱となる「駐輪対策」では、宮前区は、人口増や電動アシスト自転車の普及に伴い駐輪需要が高まっており、駐輪場の適正な配置や確保が求められています。例えば、宮崎台駅周辺では、歩道上に暫定的な駐輪場を設置していますが、来年度、新たな駐輪場を開設する予定です。
3つ目の「自転車の活用」では、自転車に親しむ機会の創出として「シェアサイクル事業の促進」とあります。現在、市内において2ヶ年で「シェアサイクル」の実証実験を実施しています。登戸・向ヶ丘遊園周辺エリアで、コンビニや公共施設等に点在している22箇所のサイクルポートと横浜市や都内のポートにも行ける150台の電動アシスト自転車で実験を進めています。
宮前区では山坂が多く、自転車は向かないとの声も聞きます。しかし、シェアサイクルは電動アシスト付き自転車で、気にせず利用できます。区民の皆様が移動手段に自転車を選択しやすいよう、まちづくりが進められています。私も積極的に自転車環境の整備を推進してまいります。
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10月4日