宮前ガバナンス4月号 連載寄稿 「GIGAスクール構想」で未来に翔け! 〜情報化社会を乗り越える力を〜 川崎市議会議員 石田 やすひろ
ICTとは、情報通信テクノロジーの略です。通信技術を活用してコミュニケーションを図る事を意味します。令和の新時代を担う子ども達は特に、これらを扱う能力が必須となります。
内閣府は狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く社会として、我が国が目指すべき未来社会の姿として「Society5・0」を提唱し、教育機関に取り入れるよう求めています。サイバー空間にあるビッグデータやAIを介して新たな価値を得ながら、フィジカル空間において経済発展や社会の課題を解決していく能力の向上を目指します。特に、子ども達は、ネット上に溢れる情報を正しく理解して、ICTを活用する能力が重要となります。
そこで本市では、「GIGAスクール構想」の実現を目指して、令和元年度補正予算で47億円を計上しています。2020年度中に、全ての市立小中学校、高等学校、特別支援学校にWi―Fi(無線LAN)を使った高速大容量ネットワークを整備します。児童・生徒を対象に、1人1台のパソコンを整備する計画となっており、国のロードマップにおける導入計画では、20年度は小5から小6、中1を対象にしています。21年度は、中2から中3、22年度には小3から小4、23年度では小1から小2までが対象となっています。パソコン導入に関しては、新型コロナウイルスの影響で、前倒しで導入する事も検討されています。
ICTの技術は、ものすごいスピードで進展しています。AIやビッグデータ等、新たなワードも出てきました。情報社会から出てきた「GIGAスクール構想」は、経済的発展と社会的課題の解決を両立する事ができる大人の育成につながっていきます。子ども達にとってはコンピューターやクラウドの活用により、グローバル社会を生き抜く力となります。
引き続き、議会から、新時代に適応し、創造性を育む事ができる教育環境の整備を推進してまいります。
川崎市議会議員 石田やすひろ
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10月4日