宮前ガバナンス6月号 連載寄稿 「GIGAスクール構想」で未来に翔け2 〜情報化社会を乗り越える力を〜川崎市議会議員 石田 やすひろ
GIGAスクール構想の整備スケジュールが、当初の計画より加速する事になりました。構想は、ICT教育の環境整備を行い、1人1台の端末を子ども達が活用することで、学習を充実させるものです。
新型コロナウイルス禍にあって、子どもたちの学習スタイルも変化してきました。学校の臨時休業により、ステイホームを余儀なくされる事態となり、自宅で学習する時間が増えたのです。リモート・ラーニングで授業を実施する学校も一部で見られるなどパソコンなどICT機器を活用した、学習スタイルが普及しつつあります。
本市の当初計画では、令和2年度中に全ての市立小中学校、高等学校、特別支援学校に無線LANを使った高速大容量ネットワークを導入するとともに、令和2年から令和5年度にかけて段階的に、児童・生徒を対象に、1人1台のパソコンを整備する予定となっていました。
コロナウイルスの影響を踏まえ、端末に関しては、大幅に前倒して導入する事になりました。令和2年6月補正では、約11万7千台の端末導入にかかる経費を計上しています。
導入効果として、端末を活用した個別学習アプリの導入や、遠隔オンライン学習も可能となります。これまで活用していたブックスタイルの教科書を改め、デジタル教科書を活用する事が可能となるほか、動画やアニメーションを交えることにより、学習の理解度も増すことになり、本市が目指す、切れ目のない学習環境や、誰一人取り残すことのない、個別最適化された学びの実現を可能とします。
IT技術の進展は、社会に新しい生活スタイルをもたらします。そうしたスキルを養うには、子どもの頃からICT環境に馴染み、情報リテラシーを育む学習が必要となります。次の社会に生きる子どもたちのために、引き続き、教育ICT環境の充実に向けて、議会にて取り組んでまいります。
川崎市議会議員 石田やすひろ
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11月29日
11月22日