宮前ガバナンス2月号 連載寄稿 私達のワクチン接種のこれから 〜かわさきワクチン情報〜川崎市議会議員 石田 やすひろ
本市は1月27日に川崎市立看護短期大学で、全国に先駆けて新型コロナウイルスワクチンの訓練を行いました。本市の人口は約152万人です。これだけ多くの市民を相手に接種するには、それなりの体制を整える必要があります。しかも、接種は一人2回です。どのような想定になっているのでしょうか。
接種費用は無料です。各家庭に優先順位に基づいた、クーポンが送られてきます。新設のコールセンターへの電話等により、日時を決定します。会場は体育館等を想定。当日、会場では身分証とクーポンを提示します。予診表に記入し、体温を測ります。医師の問診を受けた後にワクチン接種となります。接種後は、副反応の発生に備え、15分から30分程度の待機となります。異常がなければ終了となります。
一方、個別接種の方法も選べます。協力医療機関の中から選択して接種する方法です。接種の順番は、医療従事者、高齢者、高齢者以外の基礎疾患のある方や高齢者施設の従事者、一般の順が想定されています。令和3年2月下旬に医療従事者への先行接種、3月中旬に医療従事者への優先接種が開始されます。同時期に高齢者に向けてクーポンを発送します。担当大臣の発言では、高齢者の方の接種を4月1日以降に始める意向を明らかにしています。ワクチン供給量・ディープフリーザー数等に応じて、集団接種や個別接種、高齢者の入居・居住する施設への巡回接種が実施される事となります。
本市では、新型コロナワクチン接種について、ホームページで逐次、情報を更新しています。課題は接種できる場所をどう拡大していくかです。集団接種だけではなく、身近な医療機関で接種を可能とする個別接種や、高齢者施設等を巡回して実施する巡回接種等、方法は多岐にわたります。あらゆる可能性を模索しながら体制を整えていかなくてはなりません。引き続き、議会においても、市民の健康を守るため議論してまいります。
川崎市議会議員 石田やすひろ
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10月4日