神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2022年9月16日 エリアトップへ

宮前ガバナンス9月号  連載寄稿 特別自治市は何故、必要か!税制とサービス後編 〜川崎市・横浜市・相模原市と県の関係〜川崎市議会議員 石田 やすひろ

公開:2022年9月16日

  • LINE
  • hatena

 本市では、「特別自治市制度」の早期実現を目指しています。大都市制度の実現により、県と市の関係からなる二重行政の弊害を改善したい考えです。今号(後編)では、特別自治市となった場合の、本市のメリットについて解説します。

 子育て世帯の場面では、幼稚園の事務を所管するのは県です。保育所や認定こども園の事務を所管をするのは、本市です。県にある幼稚園の権限を本市所管に移行すれば、保育所と幼稚園等の情報が一括した窓口サービスで済みます。県から権限移譲をすれば、本市担当局の事務効率は上がり、子育て情報を一元化できます。何よりも保護者の皆さんにとって、窓口サービスの機能強化により利便は増します。

 新型コロナウイルス感染症対策でも同様です。国と市の間に、県を挟む事で時間を要し、迅速なサービスの弊害となっていました。特別自治市ともなれば、本市と国との関係性において直接交渉して医療体制の強化を図れます。本市の抱える地域課題と特性に対して、きめ細やかなワクチンの分配等により、迅速な医療提供を可能とします。

 交通安全対策でも、課題は改善します。陳情には横断歩道や信号機の設置等、交通安全対策を求める声は多くあります。所管は、交通管理者である県の役割となっています。これらの要望は、市議会でも時おり議題として取り上げます。市民に身近な基礎自治体に、県の権限を移譲さえすれば、迅速に交通安全対策を行えます。本市議会から県に対して、審議の結果を伝える事は確実に減ります。

 県にもメリットはあります。3政令市以外の市町村への支援・サービスに特化です。財源不足であれば、国の地方交付税交付金によって補填されます。3政令市以外の地域の行政サービスも向上し、災害対応にも特化できます。特別自治市だけでなく、県域の全ての県民に、恩恵はもたらされるのです。

 引き続き、本市議会としても、特別自治市の早期実現に向けて、市民理解の促進に努めてまいります。

川崎市議会議員 石田やすひろ

川崎市宮前区馬絹6-24-26

TEL:044-861-6870

http://www.ishidayasuhiro.com

宮前区版の意見広告・議会報告最新6

河野太郎大臣来る

くさま剛支部長の応援に

河野太郎大臣来る

12月2日、宮崎台駅前広場に

11月24日

区課題の解決に向けた、石田の視点!

宮前ガバナンス11月号 連載寄稿

区課題の解決に向けた、石田の視点!

 〜宮前区議団令和6年度予算要望〜川崎市議会議員 石田 やすひろ

11月17日

預かり保育事業の充実へ向けた取り組み

市政報告Vol.46

預かり保育事業の充実へ向けた取り組み

川崎市議会議員 矢沢たかお

10月27日

一時保育にも多子世帯支援の拡充を

市政報告【2】

一時保育にも多子世帯支援の拡充を

日本維新の会 高戸ともこ

10月20日

調査から見えた、子どもの学力UP策!

宮前ガバナンス10月号 連載寄稿

調査から見えた、子どもの学力UP策!

 〜全国学力・学習状況調査・川崎市学習状況調査〜川崎市議会議員 石田 やすひろ

10月20日

1万人を超える「学校給食費の無料化」請願署名

市政報告

1万人を超える「学校給食費の無料化」請願署名

 日本共産党 川崎市議会議員団 石川けんじ

10月6日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月17日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

  • 10月13日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2023年12月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook