宮前ガバナンス10月号 連載寄稿 市内バスにICT導入・高齢者の外出を促進! 〜決算審査特別委員会・健康福祉分科会で質疑〜川崎市議会議員 石田 やすひろ
川崎市議会で高齢者外出支援事業について質疑しました。当該事業は、70歳以上の高齢者の希望者を対象に、乗車料の割引による外出の促進を図ってきました。高齢者外出特別乗車証により、高齢者の社会参加を促進し、健康づくりと介護予防に貢献しています。令和4年10月からは、ICT化を導入し、パスモとスイカによるサービスをスタートしています。
利用者は2種類のサービスから選択してきました。一つは高齢者特別乗車証明書を掲示して、大人料金の半額でバスに乗車する方法です。ひと月あたり、乗車回数を10回未満としている利用者に効果的です。2つ目は、川崎市高齢者フリーパスを購入する方法です。例えば、ひと月1000円のフリーパスを購入すれば、1カ月間、何回でも乗車可能です。これまで紙の券を利用している事から、正確な利用実態が把握できていませんでした。ICT導入後は、適正な乗車料の算定を見据える事になります。
高齢者外出支援乗車証(紙)のフリーパスをお持ちの方は、手続きに一定の期間を要するため、10月以降、フリーパスが利用できなくなる問題がありました。不利益がないよう、臨時に紙の券でも利用できるよう、対応を図ったところです。紙の半額パスについても、10月末まで半額で利用できる事になりました。更新手続は、パスモかスイカが中心となります。半額のサービスについては、チャージが必要となります。課金すれば継続して利用できます。フリーパスについては、従来どおり窓口に行って手続きします。従来の窓口に加え、市内の郵便局に販売窓口を拡大しサービス向上を図っています。
川崎市議会・決算審査特別委員会・健康福祉分科会にて、ICTのメリットを活かすために、交通ネットワークの拡大を提案しました。タクシーやNPO、社会福祉法人等の運営する福祉有償運送バス、コミュニティバスなどへの利用拡大を検討するよう求めました。高齢者の方々が社会参加しやすい環境となるよう、サービスの拡充を推進してまいります。
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11月29日
11月22日