町田市による市民・市内在勤者60名を対象とする電気自動車カーシェアリング事業が1月30日から開始された。来年3月末まで実施予定。また、同月29日、出発式・試乗会を町田リサイクル文化センター前で開催。シェア開始の門出を祝った。
環境先進都市を目指す町田市が、今後の電気自動車普及拡大を図るなどのためカーシェアリング実験を実施。昨年12月に発売された日産「リーフ」の白と青の2台を貸出し、それを会員が共有して使うシステム。
トラブルやメンテナンス等に備え、同事業の運用会社であるウインド・カー株式会社が24時間年中無休で対応。また、あらかじめ充電場所をカーナビに登録してあるので、所在の不明に困ることはない。
昨年12月にスタートした会員募集はその日の午前中で満員に達し終了。その後も問合せが殺到した。契約した一般会員は男性45名、女性15名。年齢層は20代〜60代まで幅広く、使用目的も様ざまだという。2週間先までネットと電話で予約が可能で、現在土日は終日埋まっている。
事業実施期間は来年3月末まで。利用者には、利用毎にアンケートを記入。会員増加の予定はない。
出発式・試乗会
先月29日、利用開始に先だち町田リサイクル文化センター前で出発式・試乗会が行われた。石阪丈一町田市長と一般会員代表の後藤文さん(42)がそれぞれ白と青のリーフを運転。笑顔で出発した。
式典挨拶で同社の須賀原信彦代表取締役社長は「問合せの多さに驚いた。リーフを使用したこのような取り組みは全国初。市民の興味の高さが分かり嬉しい限り」と喜びを語った。また後藤さんは「日常の楽しみが増えた。娘の習い事の送迎など、ちょっとした足として使いたい」と話した。
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