死者1094人、行方不明者1277人、倒壊家屋3600棟―。壊滅的な津波被害を受けた岩手県陸前高田市。同市の救助・復興に陣頭指揮を執る戸羽太市長は青年時代を町田市で過ごし、その同級生たちが「町田鶴の羽の会」(上野静栄会長)を結成し、支援にのりだした。(被害状況は岩手県災害対策本部発表・4月3日時点)
戸羽太市長は1964(昭和39)年生まれで、鶴川若竹幼稚園、鶴川第四小学校、鶴川中学、町田高校を卒業した。その小学・中学・高校の同級生、卒業生らが中心となって3月20日、「町田鶴の羽の会」を結成した。3日には初の役員会が行われ、どのように支援していくかなどが話し合われた。
震災直後から、同級生の中から「何かしたい」という声が集まり、すぐに義援金を集め始めた。23日には戸羽市長と連絡がつき、日用品やお菓子、絵本などを同市に行く人に託し届けた。
上野(旧姓近藤)会長は中学のときの同級生。「存在感のある人で明るく、頭も良かった。どのような支援が出来るかみんなで話し合い、戸羽くんとも連絡を取り合って、被災地で必要な支援を行っていきたい」
戸羽市長とはEメールなどで連絡を取り合い、今週末も要請のあった女性用下着や野菜などを届ける予定となっている。
「復興には長い期間が必要になると思う。長期的に続けられる支援をしていく。皆さんにも末永く協力してほしい」と同会。
戸羽市長はタウンニュースの取材に対して「仮設住宅も建ち始めたが、復興はまだまだ先。長期間の支援が必要です。同級生たちの活動は本当にありがたい。皆さんにも末永い支援をお願いしたい」と話した。
町田版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|