お母さん目線で「放射能」学ぶ 「まちプロ」本格始動、第2回目は5月上旬に開催
復興支援への自発的な支援を目的とする「まちだから元気を!プロジェクト市民会議(=以下まちプロ)」主催の「お母さん、お父さんのための放射能についての勉強会」が9日、市民フォーラムで開催された。原発のあらゆる報道に対し、”自分で判断できる知識を身に付けること”を目的に企画された。
講師を務めたのは、金属材料学(原子炉圧力容器の照射脆化など)を専門分野とし、『まるで原発などないかのように(現代書館・2008年)』の分担執筆なども手掛けた井野博満氏(玉川学園在住・東京大学名誉教授)。2回に分けて開催される同勉強会のうち、初回となった当日は、「原子力発電とはどういうものか」「事故はどうして起きたのか」などを詳しく解説。年配の方から赤ちゃんや小さい子どもを連れたお母さんなど参加者は幅広く、メモをとるなど熱心な姿が見られた。また質疑応答の時間も設けられ、「原発問題は今後、どういった収束へ向かうのか」「東京にいても安全なのか」など、様ざまな質問が出ていた。
なお、次回は5月上旬に開催予定。ステップ2としてのテーマは「危ない?大丈夫?何を信じればいい?自分で判断きるようになる〜放射能について詳しく」。
「まちプロ」本格始動
今回の勉強会も含め、設立準備会として復興支援活動を行ってきた「まちプロ」が9日、設立総会をまちだ中央公民館で開催、本格的なスタートを切った。町田市民一人ひとりができる復興支援活動はどういうものなのか、長期的な支援を目指し、今後あらゆる方向を模索していく。同プロジェクトは現在、市民会議メンバーや市民会議サポートメンバーも募集中。詳細はHP(http://machi-pro.org/)へ。
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