2012年7月に予定されている町田市市役所本庁舎と分庁舎の移転に伴い町田市は1日、町田市庁舎跡地の活用に関する報告書を発表した。報告書によると本庁舎跡地は【1】屋根付きイベント広場、【2】多世代交流施設の2つの活用案で、中町第三庁舎跡地は【1】企業支援施設、【2】サテライトキャンパス、【3】バスターミナルの3つの活用案を候補に挙げている。
この報告者は町田市庁舎跡地等検討委員会(中井検裕委員長)が今年8月から検討してきたもので、11月に市に提出された。
09年に策定した町田市中心市街地活性化基本方針で「にぎわい拠点ゾーン」と位置付けられた庁舎跡地周辺を、委員会は【1】より多くの来街者を呼ぶことのできる施設・内容、【2】様ざまなイベントができるスペース、【3】ほっとできる憩いのスペース、【4】子どもから高齢者まで多世代の交流を促進する機能の導入、多彩な文化事業のほか市民の生涯学習活動にも対応した施設などを実現できる場所を目指し、基本理念を『新たな賑わいの創出』とした。
各活用案は次の通り。
屋根付き
ステージや大型スクリーン、音響などを備え、グルメイベントやパブリックビューイング、物産展など多くの来街者を呼び込むイベントを開催。多彩なイベントにより幅広い世代が楽しめ交流のきっかけとなる。
多世代交流施設
子どもや子連れの家族、高齢者、中高生が集える場所とする。多世代の利用で賑わいが期待でき、高齢者から知恵と経験を子どもに伝承できる。また人と人のつながりを深めることにより地域力を再生する。
企業支援施設
事業者への施設提供や新たな事業者への必要な知識やノウハウの提供などソフトとハードの両面を支援。多くの事業者を町田市に誘導し、商工業の振興を図る。
サテライトキャンパス
大学や専門学校の小規模キャンパスを設ける。専門性を活かした講座を幅広い年代を対象に開催する。
バスターミナル
バス利用者の往来で日常的な来街者を確保し、また交通環境改善できる。
委員会はこれらの案全体を通して、継続的な賑わいを産む積極的な取り組みが必要だと課題を呈している。
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