町田市は小中学校の給食の放射線量検査を開始した。3学期の給食開始日の今月11日から行い、2週間に1回の頻度で検査する。検査結果は検査後1週間ほどで、町田市ホームページで公開される。
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市内42校ある市立小学校は全て各校で給食を作る「自校直営方式」を採用している。一方、全19の市立中学校は委託方式でお弁当を選択できる「弁当併用方式」を採用している。
放射線量検査を行う対象は、使用頻度の高い食材10品目で、牛乳とお米も含まれる。給食となったものを検査するのではなく、調理する前で納品業者から全校で使用頻度の高い食材を提供してもらい、それを検査する。
検査は3月まで、2週間に1度の頻度で行われる。6回のうち、小学校は4回、中学校は2回実施される。
町田市教育委員会は「昨年12月に厚労省から食品の新暫定基準値案(※)が提示され、今年4月に適用予定であることを契機に、現状を把握するために給食の放射線量の検査を実施します。また、保護者からの検査依頼も多く、不安を解消できれば」と話している。
結果は検査から一週間前後に、検査食材放射線量などが町田市ホームページ(http://www.city.machida.tokyo.jp)に掲載される。
※(新暫定基準値)=厚労省は放射性セシウムによる年間被ばくの許容上限を暫定基準値の「5ミリシーベルト」から「1ミリシーベルト」に引き下げることを決定した。これにより、一般食品は500ベクレル/kgだった暫定基準値が、新基準値では100ベクレル/kgとなり、より厳しい値となった。
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