道の名前で愛着ある街に 中心街にプレート設置
町田商工会議所(平本勝哉会頭)は、町田駅周辺の中心街で、市民や買い物客、来街者に現在地や目的地が分かりやすいように道の名前(通り名)の設置や地図を作成する実証実験を開始した。
この実験は、通り名を明記することで利用しやすい街を作り、市民や来街者に中心街への愛着を持ってもらおうと行政や商店会、町内会など関係団体と協力して今年4月から開始した。
通り名は、これまで利用されてきたもののほかに、新たに付けた名称もあり、全部で26ヵ所。原町田大通りや町田駅前通りなど親しまれている名称に加え、歴史にちなんだ「絹の道栄通り」や、町田を舞台にした三浦しをん氏の小説「まほろ駅前多田便利軒」から「小田急北口・まほろ横丁」なども新たに加わった。
そのうち10の通りには、街路灯や電柱に通り名と数字を明示したプレートを設置した。プレートに書かれた数字は、駅から順に通し番号になっていて、通り名と数字で場所を判断できるように工夫されている。
同商議所は通り名の設置のほか、道案内マップも作成した。A3版で通り名、数字を明記し、主要施設も掲載した。マップは同商議所、ぽっぽ町田、原町田大通り沿いの民間交番、市内各市民センターや図書館で配布している。
民間交番は「この様な活動をすると通り名が親しまれる。今後も継続していければ」と話している。
実証実験は12月まで行われ、サービスの継続など今後話し合われる。
|
|
|
|
|
|