神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2012年10月4日 エリアトップへ

玉川大学 LEDで野菜栽培 本格稼働 来年2月販売へ

公開:2012年10月4日

  • LINE
  • hatena
LEDで育てた収穫間近の野菜(提供写真)
LEDで育てた収穫間近の野菜(提供写真)

 玉川大学(小原芳明学長)はこのほど、LEDを光源として野菜栽培する「Sci Tech Farm」の施設が完成し、来年2月には太陽ではなく、LEDで育った野菜の販売を開始すると発表した。

 この取り組みは、同大学と西松建設株式会社(代表取締役社長・近藤晴貞氏)が今年1月、「産学連携に関する協定書」を締結し、推進してきた事業。「食の安心・安全」に関する消費者ニーズに応える新しい農業ビジネスモデルを構築してきた。

 LEDで野菜を栽培する新しい農業のスタイルが確立することにより、太陽光や白色蛍光灯で栽培した場合と比べて、格段に生産効率や生産物の品質が向上することができる。

 今回完成した施設は、太陽光発電システムを備え、リーフレタスやハーブ類の日産3900株を可能にする構造規模。まずは日産600株システムの稼働からスタートし、2014年にはレタス以外の作物も生産可能な日産3900株システムを稼働させる予定。

 この農業スタイルが確立・定着すると、東日本大震災の被災地でも産業復興策として、また農業を中心とした地域活性策として、多方面から大きな期待が寄せられている。

 今後は、同施設で栽培した野菜を来年2月ごろから小田急線沿線の小売店で販売する予定。

 LED栽培によるメリットは、オートメーションで栽培できるため無農薬で栽培でき、さらに野菜の鮮度が長持ちする。栄養価も向上し、色合いなど見栄え、風味、味などもコントロールすることができる。

 同大学は「農業ビジネスの新規事業開拓と高付加価値な野菜研究・開発・人材育成により、今後も社会貢献に寄与していきたい」と話している。
 

町田版のトップニュース最新6

観光スポットとして定着

原町田七福神

観光スポットとして定着

活性化目指し15年

4月25日

美大生の卒業後 応援

市内画廊

美大生の卒業後 応援

展示 若者に無償

4月25日

「子どもの権利」明確に

町田市

「子どもの権利」明確に

条例 5月5日施行

4月18日

相原に「地元推し」かるた

相原に「地元推し」かるた

今月、販売 魅力再発見狙う  

4月18日

チーム盛り上げ、20年

ゼルビアスポーツクラブ

チーム盛り上げ、20年

教室運営 地域とつなぐ

4月11日

名物商店街 今月、代替わり

名物商店街 今月、代替わり

町田仲見世 歴史引き継ぎ

4月11日

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

町田版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook