ゆくのき学園 地域・命を守る授業 地元消防団の活躍学ぶ
今年4月に町田市初の公立小中一貫校となった「ゆくのき学園」(守屋裕一校長/相原町)で6日、学校・地域・家庭が連携し、児童・生徒たちの心の教育を進めるための意見交換会が行われた。統合後初の試み。
ゆくのき学園(大戸小・武蔵岡中)では、これまでも毎年、道徳の公開授業を、保護者だけでなく地域の方々との交流に力を入れてきた。
今回、昨年の東日本大震災の教訓を生徒・児童に伝えようと道徳の授業で「地域を守る」「命を守る」をテーマに行われ、具体的に地域を守る大切さを教えた。
「震災時、被災地の消防団員が懸命に活動する姿をテレビを通じて知った。この地域にも日々頑張って活動してくれている消防団がいて、それを生徒・児童に知ってもらい何かを感じてもらいたい」という守屋校長の熱意が通じ、相原消防団17人(第5分団6部)による消防操法訓練の実演も実施することになった。
実演では1年生から9年生(中3)まで真剣なまなざしで団員の行動に注目。団員は普段、別の仕事についているので、その姿しか知らない子どもたちは消防団員としての姿に「かっこいい」との声もあがった。子どもたちによる放水体験も行われ、「すごく(ホースを押さえる)力が必要で、それを当たり前にやる団員はかっこいいと思うし、自分の地域を守ってくれるのが嬉しい」など話していた。
同校では「子どもたちにとって有意義な課外授業となった。今後も色々な形で交流を続け、できれば恒例行事にしていきたい」としている。
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