福島県人一心の会 同郷の被災者と交流 ダリア園で花見会
東日本大震災によって町田市に避難してきている人たちとの交流を目的として、町田市福島県人一心の会(田中佑幸会長)と社会福祉法人まちだ育成会(斉藤喬理事長)が14日、共催で「ダリア花見会」を行った。
この日、まちだ育成会が運営するダリア園に、事前に応募した福島ほか被災地からの避難者や県人会の会員、その家族たち約30人が集まり、交流した。
これはまちだ育成会が発案し、福島県人会の「一心の会」へ打診、8月より会合を重ねて進めてきたイベントで、同会の主催では今回が初めて。ダリア観賞中や、昼食の会場中のあちこちで『福島弁』で歓談する姿が見られた。
まちだ育成会の斉藤理事長は「町田市の障がい者団体では今までも被災地への人材派遣や、募金活動を行ってきた。しかし、まだまだ復興に至っていない現実や、時が経つにつれ、人々の被災者への意識も薄まってきているように感じる。支援というにはおこがましいが、避難している人たちと交流して、少しでも町田を知ってもらい、町田での生活を楽しんで欲しいと考えた」と今回のイベントの趣旨をを話した。
一心の会の田中会長は「天候もよく、お花もバッチリ咲いていて大成功。個人情報の兼ね合いで参加の連絡を取るのに苦労したが、町田市社会福祉協議会の協力を得て、多くの人に参加してもらえてよかった」と感想を述べた。そして「今までもふるさとの人たちに向け、何かしたいと思っていた。みんなで被災地に出向くことも考えているが、まずは身近な所から。これをきっかけに今後も活動していきたい」と話した。参加者へアンケートを取り、次の企画に活かすという。
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