市と警察が連携 安心安全なまちづくり推進
町田市は17日、「安心安全まちづくり推進」に関する覚書を町田警察署、南大沢警察署と交わした。これにより警察と連携する防犯対策は多岐にわたり、協力して安全安心なまちを目指す。
町田市内の犯罪発生件数(刑法犯認知件数)は2000年をピークに減少している。当時は1万件近くまで増加し、「西の歌舞伎町」と揶揄されるほどだった。
2012年の件数は4493件と半減。人口1万人あたりの刑法犯認知件数は106件と多摩26市のなかで16番目に多い市となった。一番多い市は武蔵野市で1万人あたり190件、一番少ない市は稲城市で同67件。
町田市内ではこの間、民間交番や防犯カメラの設置のほか、生活安全条例の施行など強化を図り、一方警察は日本一の大型交番の忠生地区交番の開設、南大沢警察署の新設を行った。
覚書ではそれぞれの役割が明記され、市は不審者・犯罪情報を市民に提供し、防犯知識の普及や緊急時の迅速な情報提供などを行う。警察は犯罪情報の積極的な提供のほか地域パトロールなどの地域防犯力の向上の支援、落書きや悪質な客引き行為、道路不正使用など体感治安の悪化と地域環境の悪化を招く事案の積極的な取り締まりを行う。
金子伸司町田警察署長、萬羽節夫南大沢警察署長は「行政や地域との連携のほか学校との連携を強化し、犯罪を減少させたい。2020年の東京オリンピックでは世界で一番安全な都市を目指したい」と話した。
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