町田市 生物多様性を保全へ 環境重点事業として
町田市は第二次町田市環境マスタープラン推進計画(アクションプラン)で、「生物多様性保全のための仕組みづくり」を重点事業の一つに掲げ、取り組みを進めている。
生物多様性とは、「生き物たちの豊かな個性とつながり」のことで、種の多様性、遺伝子の多様性、生態系の多様性の3つが考えられている。
人間も生物の一員であり、様々な生き物とともに暮らしているため、生物多様性の豊かさが失われると、人間の暮らしにも影響があると言われている。そこで、市では2013年の冬から秋にかけて西山中谷戸(小山)など緑の多い地域3カ所、鶴間公園など町中の公園3カ所の生物相を調査してきた。今年4月から生物多様性の保全に向けた計画の検討を始める。
「開発などで減ってきてはいますが、町田は都内でも有数の緑地の多い市です。あまり知られていないのですが、町田にも野生のムササビやタヌキ、ニホンノウサギ、ニホンアナグマが生息しています」と市職員。「今後の取り組みでは、この現状を踏まえ、どういうところを目指していけばよいのか検討していきます」
市民委員を募集
市では、計画の検討を進める「環境審議会専門委員会」に協力する市民委員を募集している。募集要項や申込みなど、詳細は市ホームページで。問い合わせは環境・自然共生課【電話】042・724・4391へ。
|
|
|
|
|
|