トランプをする老人と少女（ラプラック村・石川梵さん提供）
４月25日に発生したネパール大地震。町田市在住のフォトジャーナリスト石川梵さんは３日後の28日、ネパール・カトマンズを皮切りに、全ての家屋が全壊したラプラック村を取材した。その報告会が31日（日）に、町田市民文学館ことばらんど２階大会議室で行われる（午後２時〜４時）。
「ネパール地震は全土に甚大な被害を与え、特に山間部では村の家屋が全て全壊するなど深刻な事態に至っています」と石川さん。東日本大震災の時も、すぐにヘリコプターに乗り込み、広範囲にわたる震災の傷跡を伝え、そしてバイクに乗り替え、被災者たちの深刻な状況、心の言葉を写真に残してきた。
日本の緊急救助隊とともにネパールに一番乗りした石川さんは、特に被害のひどい、シンドゥパルチョック郡や震源地周辺のゴルカ郡をヘリやトレッキングなどで回り、その惨状とともに住民たちの現状を写し取ってきた。
「マスコミの報道からはネパール地震の記事が消え、早くも忘れ去られようとしています。被害が限定的な大都市とは全く違う悲惨な状況を目にし、報告会ではそうした現状とともに、これからどのような活動や援助を私たちができるかを伝えたい」
報告会は申込み不要、入場無料。ネパール地震現地報告会実行委員会主催、ラプラックを救う会協力。
石川梵さん（ラプラック村で）
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