4月のネパール大地震の被害や現状などを報告する会を、写真家の石川梵さん(町田市在住)が5月31日、町田市民文学館で行った。「村全体が全壊し、新たな場所で生活している人たちが多くいる。険しい山道で援助物資も思うように届かない場所もある」と援助の必要性を訴えた。6月2日に再びネパールに渡り、現在も取材、支援中。
石川さんは、大地震の3日後の4月28日からネパールに入り、首都カトマンズだけでなく日本人ジャーナリストとして初めて震源地周辺に踏み入り、その惨状をカメラに収めた。
破壊的な被害を受けた村の一つラプラック村は、今後訪れる雨季で地すべりの危険があるため、山道を1時間ほど歩いた場所にキャンプ地を作った。
「キャンプ地に移っても、水場が無いため山道を1時間かけて水を確保しに行く生活。救援物資は思うように届かず、食べ物に窮する状況」と、日本国内での報道が極端に少なくなった今、改めて支援を訴えた。
4500人ほどのこの村では、もちろん多くの人が被害に遭い、家族や友人が亡くなった人も多くいる。石川さんは「悲しみで溢れるような日常の中に、希望を見出そうとする目や、今の生活でも楽しみを見つけようとする人たち…。とても不思議な時間が流れている」と、人と触れ合いながら取材しているからこそ感じる言葉で話していた。
この村への支援活動も同時に行っていて、麓の村からラプラック村への援助物資の荷揚げ人夫代、ソーラーパネルの設置などに利用される。振込先は、ゆうちょ銀行からの場合、10110 18404881ラプラック村を救う会、他銀行からは店名〇一八(ゼロイチハチ)店番018 普通1840488同会へ。
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