昨年11月にコンサートホールなどが襲撃されたパリ同時多発テロを受けて一般財団法人町田市文化・国際交流財団(鷲北秀樹理事長)は2月29日、和光大学ポプリホール鶴川に町田警察署を招き「テロ対策」について勉強会を行った。
勉強会には同財団の関係者ら30人以上が参加し、町田警察署・向川真司警備課長が講師を務め、危機管理対策について話した。テロを防ぐには事前の準備、周知、啓発が最も大事だと説き、それらを日常で定着していくことが必要だと説明した。
「これまでのテロリストは自分たちの信条・思想を実現するために政治家や国家機関などをターゲットにしてきたが、アメリカ同時多発テロ以降、ターゲットが一般市民に変わった。信条・思想をアピールする手段となった」と現在のテロを分析。町田市内は都内でも多くの乗降者が利用する町田駅のほか、多くの人が集まるスポーツイベント、フェスティバルなどがあり、テロを未然に防ぐ準備はしっかり行っていくべきという。
テロ対策の勉強会は行政・団体だけでなく、大型商業施設や公共機関などでも多く行われ、高い関心だという。
同ポプリホールの足立能仁館長は「職員がテロに対して共通の認識をもてたことがよかった。来年度にはテロに対する訓練も行っていきたい」と話していた。
同財団は、指定管理者としてコンサート施設がある町田市民ホール、和光大学ポプリホール鶴川を運営し、また独自に町田国際交流センターの運営も行っている。
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