間もなく完成するグランハート町田（イメージパース）
少子高齢化問題を抱える木曽山崎団地地区において、地域の医療・介護・福祉等の法人が共同でクリニックモール、医療関連複合サービス、特別養護老人ホームの事業を行う地域連携施設「グランハート町田」を10月１日（土）、開業する。運営は一般社団法人グランハート町田。
「地域を元気にする」
グランハート町田のコンセプトは「大きな安心で、毎日をもっと楽しくする場所、グランハート町田」。町田市により「まちづくり構想」が策定された地区（山崎町２０５５の２）の、４８７３・67平方メートルの広大な敷地に「クリニックモール」、「医療関連複合サービス棟」、「特別養護老人ホーム（２０１８年４月オープン予定）」が建設される。これにより医療・介護・福祉サービスを必要とする人への専門性の高いサービスはもちろん、地域の人たちの生活支援になるサービスを提供する。専門性の高いサービスの一つとして医療機関で低栄養状態と診断された人に対し、栄養指導型の食事の提供を行うなどの新しい試みも行われる予定。
また、医療・介護が必要な高齢者のみならず、子どもや若者が集まる仕組みを持つことで、幅広い世代が交流する機会を提供する。例えば、元気な高齢者によるフードバンク、子ども食堂、無料塾などが検討されている。「身体的な健康だけでなく、精神的・社会的健康も得られるまったく新しい概念の施設です」と担当者。
在宅医療の拠点にも
町田市や町田市医師会、ケアマネジャーなど他職種で連携を取り、施設内の相談窓口で在宅医療・介護の相談を受け付けるなど、利用者が安心して生活ができる拠点としての役割を担う。さらに患者や利用者情報をセキュリティ強化型クラウドデータベースで管理・活用していく。複数のサービスを利用する利用者の情報を一括で管理することで、利用者にとっても安全で合理的にサービスを利用でき、また利用者自身でも健康データや薬剤情報などにアクセスすることができるなど利便性が高まる。
内覧会を開催
地域の人たちに施設を見てもらおうと９月27日（火）〜29日（木）の３日間、内覧会を開催する。午前10時〜午後７時。問い合せはグランハート町田【携帯電話】０７０・３１２８・２３４１へ。
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