町田市歯科医師会(小川冬樹会長)は日頃より、歯科医療を通じ市民の健康を担う役割を持つ。定期的に開催される市民向け公開講座もその一つ。今回は「お口の健康が長生きの秘訣〜歯科医療から認知症の予防を目指して〜」をテーマに開催する。日時は2月4日(日)、午後1時開演(0時30分開場)。会場は町田市民ホール。
町田市歯科医師会主催の市民向公開講座。講師を務めるのは神奈川歯科大学大学院歯学研究科教授の山本龍生氏と人間性脳科学研究所所長で武蔵野学院大学・大学院教授の澤口俊之氏。
第一部は山本氏による「歯の健康から考える認知症予防」で、1時15分から2時15分。山本氏は社会歯科学会や日本歯科医療管理学会などに所属し、日本口腔衛生学会学術賞など数々の受賞歴を持つ。
現在、日本人の歯の平均本数は70歳以上では20未満だという。人生80年の時代を健康に過ごすにはさらに歯の喪失防止を進める必要がある。山本氏は「歯を失う原因の4分の3はむし歯と歯周病。むし歯予防にはフッ素入りの歯磨き剤やフッ素のうがいが、歯周病予防には歯間のブラッシングが有効」と説く。
第二部は澤口氏による「歯のかみ合わせと脳の若返り」。2時25分から3時25分。澤口氏はテレビ番組『ホンマでっか!?TV』のコメンテーターなど、多くのメディアでも活躍中。
脳の老化防止や若返りは現代の高齢化社会において重要な問題と話す澤口氏は、「あごを正しい位置にすること、つまり『かみ合わせ』をよくすることが老化防止・若返りに有効であるとわかってきました。心身の健康も向上させられるのではと考えています」と話す。講演では「脳科学」の観点から詳しく解説してくれる。
参加費無料、定員800人。申し込みは1月30日(火)午後7時までに町田市イベントダイヤル【電話】042・724・5656へ。
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