東西に広い町田市の中で、市立博物館や本町田遺跡公園のあるエリアは市の“へそ”ともいえる位置にある。この地を会場にしたまちだ○(まる)ごと大作戦「弥生ヶ丘deまちだのへそまつり」が5月12日(日)午前10時〜午後3時に開催される。子どもから大人まで全世代が楽しめるイベントが盛りだくさん。
実行委員会のメンバー約20人、総勢120人以上の面々がスタッフとして企画にかかわる。30〜70代の10人程度が中心になって、昨年11月から議論を重ねてきた。「本音が飛び交う会議は、面白いアイデアが次々と飛び出した」と石井邦典実行委員長は話す。イベント開催の大きなテーマとなるのが地域の力。「イラストを描く、ガイド役を買って出るなど、得意なことで協力したいという人たちがたくさん名乗り出てくれた」と弥生ヶ丘自治会の前会長で今は顧問を務める丹田公和さんと飯田良隆会長は口をそろえる。話し合いが進む中、開館45年を迎えた市立博物館が共催として参加することも決定。
「意外と知られていない地域の魅力を多くの人に伝えたい」。ギャラリーウォーク、遺跡ガイドウォークは知識のある専門家がガイドとして案内。森林ウォークは地域内の「ふるさとの森」の貴重な植物や昆虫について解説する。エリア内を散策するスタンプラリーは、自分の足で歩きながら地域を知る絶好のチャンス。高台にある展望台は晴れた日にスカイツリーや六本木ヒルズが見える隠れたビュースポットだ。参加者には手作りの博物館オリジナル缶バッチをプレゼント(限定300個)。
そのほか、バンド演奏や和太鼓、尺八、紙芝居などの見世物、牛乳パックを使った紙すき、竹楽器の工作、チョークアートといったワークショップも並ぶ。「紙すきで作ったカードは母の日のメッセージを入れて贈るのにぴったり」。竹馬、けん玉、お手玉、百人一首は世代を超えて楽しめる。
焼きそば、とん汁、フランクフルトの飲食販売、お母さんたちの日ごろの疲れを癒してくれるマッサージ、お父さんたちにはうれしい“ちょい飲み”コーナー、参加無料のカラオケ大会もある。
「フェイスブックやインスタグラムなどのSNSで最新情報を発信しています」と町田好きの有志で実行委員会メンバーの北村友宏さんは言う。ゴールデンウイークの後、家族そろって地元を再発見するには良い機会となりそうだ。「市立博物館前」バス停下車。雨天決行。問合せは【携帯電話】070・5369・1492へ。
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