地域内のさまざまな団体が課題解決を目指して互いに協力・連携し、いつまでも住み続けたい地域をつくっていくため、2015年2月から活動している木曽地区協議会(竹島正代表)。組織のロゴマークを作成しようと、町田・デザイン専門学校へ依頼し学生たちによるコンペを開いて作品を募集。11月20日に同校で表彰式が行われた。
同協議会は木曽西、木曽東、木曽町のエリアを拠点に、町内会や自治会、学校、消防団などにより構成。これまでには地域でAR・VRを使った防災訓練、郷土の史跡を巡る「木曽の歴史クイズスタンプラリー」などの活動を行ってきた。
ロゴマーク作成の議題が持ち上がったのは2月ごろ。町田・デザイン専門学校へ話を持ち込むと、オンライン授業の中で課題として取り上げられることになった。9月には11作品の応募があり、同協議会の役員7人による投票で上位3作品を選出。最終選考に選ばれた3作品を対象に再投票を行うと、満場一致の票を集めてグラフィックデザイン科2年の新井拓実さん(20)の作品が最優秀賞に選ばれた。
未来へ続くマークに
「個人や団体の日々の活動が見えないところで木曽を支え、作っているという『結束』や『団結』をロゴのコンセプトにしました」と新井さん。町内会にある16ブロック、団体の数である36のパーツで組み立てられるデザインに取り入れる点などを工夫し、各部分が協力して「木曽」という文字を完成させている。緑色をベースに使ったことについては、木曽地区の平和を願うとともに、ほんわかとした雰囲気を表現したという。同校の鈴木孝也学科長補佐も「ダントツで説得力のあるロゴマーク」と太鼓判を押した。
竹島代表は「これから未来永劫続いていくであろうこのロゴマークのもとに、木曽地区協議会で活動する団体が一つになって安心、安全な地域づくりに向けて取り組んでいきたい」と話した。会のシンボルとなるロゴマークは、のぼり旗やステッカーにしていろいろなイベント等で活用していく予定だという。
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