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町田 トップニュース教育

公開日:2021.08.19

金森在住深田さん
警察署長から感謝状
事件解決につながる映像提供

  • 感謝状を持つ深田さん(右)と東田町田警察署長

  • 贈呈式の様子



 金森在住の深田秀男さん(48)が8月3日、警察業務に対する理解と協力により重傷ひき逃げ事件の解決に多大な貢献をしたとして警視庁町田警察署の東田修一署長から感謝状を贈呈された。理事長を務めるNPO法人で「町田を日本一の安全な街」にする活動に取組む深田さんは、提供した防犯カメラの映像が容疑者逮捕につながったことを喜んだ。





 南町田でひき逃げ事件があったのは今年の5月。情報を求めている警察の要望で、自宅に設置してあった地域見守り用の防犯カメラの映像を提供した。「そこには事件を起こした後に車の状態を確かめる容疑者の姿がはっきりと映っていた」と深田さん。事件発生から約1カ月後、捜査に当たっていた担当者から容疑者逮捕の一報が入った。その際に「言い逃れようのない映像が逮捕の決め手になりました」とお礼を言われた。





地域を見守る活動





 恩田川の清掃等の環境保全活動をするNPO法人川さらいの理事長をしている深田さん。自宅用の防犯カメラと一緒に、通学路や公園などに向けた見守りカメラ「ケロカメ」で子どもたちと地域住民に安心を提供するための取組みを進めている。「具体的には自宅に向けた防犯カメラと合わせて道路側にレンズを向けた地域見守り用のカメラを設置してもらうことで、見られているという意識を植え付ける」。見守り用カメラの上には光で点滅させるオリジナルのカエルの人形が乗り、注意喚起の表示を掲げる。愛嬌のあるカエルの人形が子どもたちには見守られている安心感を与え、「(カメラの存在を)あえて目立たせていることが犯罪の抑制にもつながる」という専門家の話を取り入れた。





 人生で初めてという感謝状を手にして「本格的にスタートする前に早速結果が出たのは嬉しい。これを機にこの取組みについて多くの人に知っていただき、これからも地域の役に立ち、もっと大きな事件解決につながるように貢献することができれば」と深田さんは期待する。この秋から現在予約が入っている50〜60台分の設置から始め、まずは100台を目指す。その後、一般からの問い合わせにも応じていきたいと考えている。(問)同法人【電話】042・814・1199(留守番電話による対応)

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