神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2022年1月1日 エリアトップへ

新 春寅年企画 第2の人生、新たなトライ! オリンピアン 関根花観さん

スポーツ

公開:2022年1月1日

  • X
  • LINE
  • hatena
母校・金井中の教室で
母校・金井中の教室で

 今年は寅年。市立金井中学校出身で、陸上女子1万mでリオデジャネイロ五輪に日本代表として出場した関根花観さんに、これまでに「トライ」してきたことや、これからの「トライ」について語ってもらった。

 ──中学生で長距離にトライ。でも最初は陸上部じゃなかったとか。

 「テニス部でした。1年の時、体育祭の800mで1位になり、陸上部の顧問の先生にスカウトされて。最初は大会の助っ人程度で、部活も掛け持ちでしたけど、いつの間にか陸上一本になっていました。人と争うことがあまり得意ではなく、自分自身と向き合う陸上は性に合っていたんだと思います」

 ──それで「陸上人生」が花開きましたね。

 「15歳で親元を離れることになりました。高校の練習はきつくて顧問の先生もすごく厳しかったけど、仲間とはすごくまとまって、2年の全国高校駅伝で準優勝、3年で優勝することができました。進路先は高橋昌彦監督だということと、憧れの鈴木亜由子さんが入部するということを知り、創部1年目の日本郵政グループにお世話になることに。生まれて初めて海外に行き、合宿をしたり大会に出るなど、色々なトライがありました」

 ──そしてリオ五輪2016に出場しました。

 「世界の選手はとにかく体格も違うし、会場の雰囲気にも圧倒されて...。ものすごく緊張しましたね。貴重な体験ができ、東京五輪出場への思いが強まりました」

栄光からの挫折そして再スタート

 「翌年の1万mの世界選手権に出られず、切り替えるつもりでマラソンに転身しました。もともとマラソンをしたかったので、良い転機だったかもしれません。名古屋での初マラソンで日本人トップになり、MGCの出場権を獲得できましたが...。骨折は原因が分からず辛かったです。MGCには間に合わず、東京五輪出場の夢も終わってしまいました」

 ──そこから新しいトライが始まりましたね。

 「現役を引退し、今までやりたかったことにトライすることができ、新しい人生をもう一度スタートした感じです。子どもと接することが好きで、昔から考えていたことですが、これまでの経験と新たに学んでいる保育の世界を通して、子どもたちにスポーツの持つ力や身体を動かす楽しさを伝えていきます。競技人生では様々な人たちに支えられてきました。これからは恩返しのつもりで頑張りたいです」

日本郵政グループ陸上部時代(家族提供)
日本郵政グループ陸上部時代(家族提供)

町田版のトップニュース最新6

観光スポットとして定着

原町田七福神

観光スポットとして定着

活性化目指し15年

4月25日

美大生の卒業後 応援

市内画廊

美大生の卒業後 応援

展示 若者に無償

4月25日

「子どもの権利」明確に

町田市

「子どもの権利」明確に

条例 5月5日施行

4月18日

相原に「地元推し」かるた

相原に「地元推し」かるた

今月、販売 魅力再発見狙う  

4月18日

チーム盛り上げ、20年

ゼルビアスポーツクラブ

チーム盛り上げ、20年

教室運営 地域とつなぐ

4月11日

名物商店街 今月、代替わり

名物商店街 今月、代替わり

町田仲見世 歴史引き継ぎ

4月11日

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

町田版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook