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企画展、双方向で新しく 「ことばらんど」で現代短歌

文化

掲載号:2022年1月27日号

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第2章「現代短歌のいま」のブースを紹介する山端さん
第2章「現代短歌のいま」のブースを紹介する山端さん

 町田市民文学館ことばらんど(原町田)は1月29日(土)から3月27日(日)まで、「短歌」をテーマにした企画展「57577展〜訪れてくれたあなたの足跡と共に続いてゆく物語」を開催する。展示作品を鑑賞するだけでなく、SNSでの一般参加や、来館者が「手を動かし、頭をひねって」短歌の世界をより一層楽しんでもらうための工夫を凝らし、ウィズコロナ、ポストコロナ時代に向けた新たな体験型展覧会を目指す。

コロナ下で

 新型コロナウイルス感染症の流行を契機に、人々が日常の中でアートに触れる企画が確実に減少した。「今後も感染の脅威が続く限り、社会が完全な形で元に戻ることはないでしょう」と話すのは同展を企画した学芸員の山端穂(みのる)さん。「この57577展はポストコロナ時代にむけて当館が提案する体験型の文学展です」と説明する。テーマに選んだのは現在SNSで流行している現代短歌。「まず一般参加できるものを探しました。小説や詩は簡単ではないし、俳句は季語が必要で、川柳は何かウケを狙ったりしなけらばならないなど制限がある。文字数以外に制限のない短歌は間口が広く、伝えたい思いを短く伝える現代の様式にあっていると考えます」と山端さん。

若手歌人の、感性を

 展示室内を短歌の初句(第1章)から結句(第5章)にちなみ5つに分け、順を追って短歌の世界に誘引する。第1章は短歌の5音と7音の組合わせ、または31音(文字)の構成をテーマにした、洋服デザイナーや写真家など芸術アーティストの作品を展示。第2章は今をときめく現代歌人の岡野大嗣さん、木下龍也さん、伊藤紺さん、鈴掛真さんの作品が展示され「現代短歌の今」に触れられる。第三章はSNSで一般募集した短歌を先述の歌人が選び、展示する。週ごとに募集するため、展覧会が進むにつれ一般作品が増えていく仕掛け。

31字、ゲーム感覚

 第4章は体験ブース。書物のタイトルを並べて作品を作ったり、専用カードゲームや積み木、カプセルに書かれた言葉を組み合わせて、自分だけの短歌を作ることができる。「ゼロから短歌を作り出すのはやはり難しい。組み合わせることで、意外な短歌が作れることも。写真に収めてSNSで披露してほしい」と山端さん。第5章は短歌をデザインに落とし込んだ作品を展示する。「短冊や色紙が一つもない短歌の展覧会はほかにはないのでは。双方向で楽しめる新たな世界を堪能してほしい」

 同館では公式ツイッター(@machida_kotoba)でオリジナルの短歌を募集中。詳細は同館HP(「ことばらんど」で検索)の「展覧会情報」で。

第4章「Let’s try57577」では言葉を組み合わて短歌作りにチャレンジできる
第4章「Let’s try57577」では言葉を組み合わて短歌作りにチャレンジできる

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