多摩地域出身の映画監督、清原惟さん=中面・人物風土記で紹介=の最新作「すべての夜を思いだす」が3月、公開される。世代の異なる3人の女性の1日を描いた作品で、多摩ニュータウンが舞台となる。3月2日(土)から、渋谷区の映画館を皮切りに全国で順次公開される予定という。
清原さんが脚本・監督を担当した作品は春を迎えたある日に3人の女性(兵藤公美・大場みなみ・見上愛)が東京の郊外に位置するまち「多摩ニュータウン」に存在し同じ場所、時を過ごす物語。女性たちの日常に焦点があてられ、新たなまちの魅力とそこに暮らす人と夢を描く作品となっている。
撮影は清原さんの出身地である多摩市内の公園や団地、商店街などで撮影され、清原さんは「公開が楽しみ。今の時代にどのように受けとってもらえるのか自分でも未知な部分がある」と話す。
2014年に脚光
町田市で生活していた時期もある清原さんは自主映画の祭典「ぴあフィルムフェスティバル」(PFF)で入選(2014年「暁の石」)し脚光を浴びた後、映画「わたしたちの家」で同フェスティバルグランプリを受賞。多くの国際映画祭で評価を受けてきた。
今作も第73回ベルリン国際映画祭フォーラム部門や、第13回北京国際映画祭フォワード・フューチャー部門などの海外映画祭に出品され、賛辞を送られているという。
作品は3月2日から、渋谷区の映画館を皮切りに全国で順次公開予定。チケットの購入は公開劇場窓口(前売り券1500円、当日券1900円)で。
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