"まほろ街"をMAP化 映画「まほろ駅前多田便利軒」4月公開に合わせ、制作開始
町田が舞台になったことで話題の映画『まほろ駅前多田便利軒』の4月公開に先駆け今月4日、市民研究会「みんなでつくろう!まほろMAP」のオリエンテーションが町田市民文学館ことばらんどで開催された。これは原作である、三浦しをんさんの小説・まほろ駅前多田便利軒を読み進め、作品中に登場する町田の文章を抜粋し内容から場所を推測してオリジナルの「まほろMAP」を作成するというものだ。
一般公募で地元町田を中心に23人が応募。4日当日はオリエンテーションを行い、応募者に趣旨説明などを行った。次回以降はグループワークに分かれ、MAPに入れる場所、内容を検討していくなど具体的な制作作業に入っていく。また、映画の舞台となった町田にちなんだ問題「まほろ検定」の作成も同時に行われる。
なお制作したMAPは、同館で4月16日より開催される展覧会内で掲示するほか、市内各所で配布設置される(予定)。
参加者からは、「題材であがった場所が今住んでいる地域とリンクしたので面白そうだなと応募した」「私たちのように町田に住み、知っている人が読むと“あの場所ね”などと連想でき、なお面白い」などとMAP作りに意欲的な意見が出ていた。
研究会を担当する学芸員の川崎恭子さんは、「世代を超えた交流からどんなMAPが制作できていくのか楽しみ。活発な意見が出てくる場にしたい」と話していた。
市民研究員制度とは、「町田の文学や地域への関心・理解を深めること」を目的に、市民グループによる自主的な研究を町田市民文学館がサポートするというもの。成果は市民の共有財産として今後の文学館活動に役立てていく。現在では、年に2回程度で、活動期間は原則として1年だが、今回のように2カ月という短期集中講座は初めての試みだという。
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